調査No.003

東尋坊番外編〜雄島〜   

 東尋坊の近くにある、周囲約2キロの越前海岸にある島で最も大きい島。古来から「神の島」とあがめられ、地元住民は畏敬の念を抱いている。雄島の石を盗みだすと祟られるなどの逸話があり、歴史の古い神聖な大湊神社をはじめ島の上は神秘的な雰囲気がたたずむ。


 東尋坊での探索を終えた我々は、近くのコンビニで、妙な噂を耳にする。「東尋坊も有名だが、本当にヤバイのは、雄島だ。」と。コンビニの兄ちゃんは私たちに、こう警告した。
 「雄島に行くのなら、絶対夜は駄目です!!」

 この言葉を聞き、我々は、逆に心が躍った。(笑)
(実際夜にも取材したのだが、外套一つ無い真っ暗闇で、写真写りがとても悪い為、遭て昼間撮影したものを掲載する。)
 昔は船でしか渡れなかった雄島も、この朱色の橋が出来たため、容易にアクセスする事が可能となった。
 
 しかし、この橋の欄干の下から、女の手が出てくるといった怪談話など、不気味な噂は後をたたない。

 我々は夜、この橋を渡ったが、不気味な泣き声のようなものを聞きすくみ上がった。
 
 朱色の橋を渡り終え、雄島の神を祭る「大湊神社」の入り口にさしかかる。ここから、雄島を一周する散策ルートが始まる。

 島の中には、昔はサルも生息していたという。現在は、キツツキ、キジ、タヌキなどが生息している。特に夜訪れる時には、タヌキに注意が必要だ。

 夜は真の闇で、懐中電灯一本では頼りない。
また、階段や、足場の悪い遊歩道、歩道まで飛び出している木もあるので、注意が必要だ。

 
 昼間でも少し薄暗い階段を上り、散策ルートを進む。
 階段を上りきると、そこにはもう一つ鳥居があり、想像していたものよりも、かなり小さな神社がある。