調査No.003 東尋坊番外編〜雄島〜

 夜の雄島のスナップ。曇天で月明かりがなく、照明を照らしても、この程度にしか写らない。実際はもっともっと暗く、昼間とはうってかわって、物凄く不気味な雰囲気だ。

 我々より先に、若者4〜5人が懐中電灯をもって闇へと入って行った。
 10分くらいたってからか、島から男女の悲鳴が聞こえる。(笑)
 20分位経って、固まりながら、若者グループは早足で帰ってきた。

 我々も中に入って探索したのだが、この暗さのため、機材もしっかりしておらず、有効な写真を得る事ができなかった。 
 雄島の朱色の橋を渡る前にある、駐車場と管理施設。暗すぎて真っ黒の写真をうまくコントラスト調整したら・・・・・オーブがたくさん写っていた。

 まあ、私自身オーブを心霊現象と仮定しているわけではないのだが、一応、雄島でとれた貴重な写真として、掲載しておく。
 幽霊が出るという噂の電話ボックス。
 こちらも幽霊が出るという噂のトイレ。とても不気味な雰囲気だ。

 東尋坊と雄島を訪ねて思ったことは、昼の観光地の風光明媚さとはうって変わって、夜は不気味な雰囲気を持つという、2つの顔があるということだ。
 もっとも、すぐれた霊能力を持つ人間ならば、昼間でも感じるのかも知れないが。
 幽霊というものは、夜だけ出没するものではない、と知り合いの霊能者が言っていた。活気のある昼間でも、夜と同じように、たたずんでいるのだと。
 そういう意味では、自殺者よりも、昼間の観光客の賑わいのほうが勝るこの地は、浄化に向かっているのかもしれない。    (終)