恐怖怪談集0017

 
Y子さんは、Aさんのマンションの部屋番号まで記憶していなかったので、

売りに出されていたのがこの部屋だった事は、その時まで、全く気付かなかったそうです。

Y子さんは知らずにずっとその部屋へ遊びに行っては、お茶を飲んでいたのでした。

それを知ったY子さんは、

あの夜見た水色の服を着たセミロングの髪の女性の霊は

Aさんの奥さんだったのでは?と思ったのです。

自殺したAさんの奥さんは無念の思いを、

その部屋へ行き来するようになったY子さんに何か伝えたかったので、

それで現れたのではないか?

そう思えて仕方がない。とY子さんは言います。

当時、そのマンションで目撃されていた女性の霊も、

Y子さんがBさん宅に遊びに行くようになった頃から目撃されなくなったそうです。

もちろんBさんにはこの部屋の持ち主が自殺したことなどは知らないようです。

(終)