調査No.014

  赤い橋 

 怨念地図にも掲載されたひそかに知られる心霊スポット。阪奈道路の下に位置し、スピードを出しすぎた車が誤って転落する場所が、この地点であるという。転落死したドライバーの無念が渦巻いているとでもいうのだろうか。

 「赤い橋」へ向かう、寂びれた道には、数軒の廃墟が点在している。行きかう人もなく、また、我々がこの場所を見つけるのにも大変苦労した。 
 右の写真のような廃墟が何軒も見られる。
 緩やかな山道を、さらに進むと、突然、幾つもの赤い鳥居が見え始めた。

 ・・・・この日の取材は昼間だったが、辺りは薄暗く、異様な気配に満ちている。 
 一つ目の鳥居をくぐった瞬間、「ぐらっ!」と地面が揺れ、一瞬平衡感覚を失った。

 ・・・・・この時一緒に取材に同行した金髪人魚も全く同じ感覚に見舞われ、気分が悪くなった。

 ・・・・・鳥居をくぐる前と後では、明らかに世界がちがう。
 鳥居をくぐった先は小さなお宮であるようだ。

所々にみられる建物は、あまり整備が行き届いていないように見える。

 ここは、昔は土地の老人が、お参りし、管理していたようだが、時が経ち、時代が進むにつれ、管理する者もいなくなり、現在のような姿になったようだ。

このすぐ横には、小さな川が流れ、昔はサワガニをとりに子供たちが来たりしていたという。

 現在はそんな面影もなく、だた暗い雰囲気を醸し出しているのみである。