調査No.002

東尋坊    

 古来より日本屈指の「自殺の名所」と名高い東尋坊。さる昔、東尋坊という悪僧をこの断崖絶壁から、仲間の僧達が突き落とし殺害したという謂れより名前がついた。現在も自殺志願者が絶えないという。最近では、自治会が巡回し、自殺者は減りつつある、と観光協会の方が言ってはいたが、最近の観光客では絶壁より誤って転落し、命を落とす人もいるという。自殺者だけが幽霊になるとは限らない。


 福井県三国町にある、東尋坊。古くから「自殺の名所として知られ、心霊マニアなら、一度は行ってみたい場所でもある。

 実際、着いてみると風光明媚な見晴らしのよい断崖絶壁で、自殺の名所である、などという雰囲気は少しもしない。

 旅行する事が少ないせいか、感動とウキウキ感だけがこみ上げてくる。
 
 まあ、とにかく昼間来ただけでは、よほどの霊感がなければ、幽霊の存在は微塵も感じない。
 お土産屋さんの店舗が立ち並んでいて、優良な観光地であることを伺わせる。私も何個かのお土産を買った。
 遊覧船乗り場。悪天候時以外は常時運行している。海からの、東尋坊の違った側面を観察できる。もし、東尋坊に行く事があるのなら、是非乗って欲しい。 
遊覧船に乗り、海側から断崖絶壁を撮影。そそり立つ壁の模様一つ一つが、顔のように見え、かなり不気味である。
 それにしても、かなりの高さだ。上にいる人々と比較してもらっても分かるとおり、飛び降りると、完全に命は無い。我々が取材に行った少し前、壮年の男性が誤って転落、死亡しているという。