調査No.002 東尋坊 

上から見下ろす断崖絶壁。ここを飛び降りた人は何を思い、身を躍らせたのか。しばし思いふける。 
幾多もの命を飲み込んできた崖下。死者の寂しさや無念が、風音となってかけぬけているようだ。 
東尋坊全景を見渡す。こんなに綺麗な観光地でも、悲劇は起こりうるのだ。 

 自殺志願者を思いとどまらせるための、電話ボックス。
 よく怪談などで、女の幽霊が出没するということで有名だ。某霊能者もこの場所で只ならぬ霊気を感じたという。
 近くには、お寺の救済の棒票が立てられていた。

 一連の探索探索を終えて思ったことは、「観光地として楽しめた」ということだ。こんな風光明媚な場所で、自殺者が続出するとは、思えなかった。・・・・いや、こいういう場所だからこそ、最後の地にしようと思うのかもしれない。そしてその寂しい霊は新たな仲間を呼び寄せる。
 
 こういった連鎖反応が、脈々と続き、心霊スポットでおこる「心霊現象」となっている気がするのである。
                     (終)