調査No.009
奈良県奈良市の「奈良公園」から、奈良県庁を抜け、東大寺の左を抜けたところに「奥山ドライブウェイ」がある。若草山と高円山を抜けるこのドライブウェイは、紅葉や森林浴などの自然を楽しめ、イノシシやシカなどの野生の生物も間近で観察でき、「日本三大夜景」とも言われる若草山頂からは、絶景のワイドビューが楽しめるスポットだ。しかしここにも悲しい霊の出没の噂があった・・・・。 |
指定の料金を払い、奥山ドライブウェイに入る。途中、綺麗な緑や、鹿などの野生動物が目に入る。 のどかな風景に、すがすがしい気分になりながら、ドライブウェイを進む。 大抵は車で回る舗装された道路なのだが、ハイキングコースや、あまり車の通らないハイキングコースからもはずれた砂利道もある。 徒歩での散策は可能だが、さわやかなドライブウェイとはうって変わって、鬱蒼と不気味な感じがしている。 後日、深夜に一度行ったことがあるが、この徒歩での砂利道は夜になると「真の闇」で、自分のてのひらも見えないほど暗くなる。懐中電灯一本ではかなり無理がある。またイノシシなども活発に徘徊する時間なので、注意が必要だ。 また、奥山ドライブウェイには営業時間があり、午後10時をまわると、若草山ゲートも高円山の方のゲートも閉じられてしまい、通称ルートでは出れなくなってしまう。 この場合、上記の「砂利道」を車で通行し、柳生に抜け脱出するのであるが、道がかなり狭く、見通しも悪いので要注意!! |
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このドライブウェイには変わった場所がいくつかある。「磨崖仏」などの石仏や、「首切地蔵」、「地獄谷園地」などである。 かつて「奈良柳生、柳生石舟斎」をめざし、剣豪たちが踏みしめた土地としても有名だ。 右の写真は首切地蔵。柳生十兵衛が試し斬りをしたことで有名。完全に首は切れてはいない。 このような自然にさらされた石仏がごろごろある。 |
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奥山ドライブウェイのなかでも、自殺の名所として名高い、「ウグイスの滝」は群をぬいて有名なスポットである。 この滝での飛び込み自殺の数はとても多く、それにもまして、転落などの不慮の事故で亡くなった人も多数にのぼる。 ここでは、自殺しようとした女性と、それを助けようとして転落死した若い女の霊がよく出没するという。 |
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また、ここで転落死した「遺体がみつからない」ことがあるらしい。 滝自体はそう大きいものではなく、滝壷の容積もたいした事はないのだが・・・・ 昼間行く限りは、すがすがしく、景色の美しい自然の休憩所、といった感じ、にもとれる。 一つ、不気味な事に気づいた。(滝自体の音は別として)シーン・・・と静まり返って、虫や鳥がこの場所で鳴いていないのである。さっき散策してきた時には山ほど聞こえていたのに。 霊感のある知人が、こう言っていた。「虫や鳥などの生物のいない場所は危ない」と。それに加え、なぜかこの場所だけ空気が冷たい。滝の冷気せいかとも思うが、いいしれぬゾクゾク感がある。 |