調査No.009 ウグイスの滝

 
 
 滝壷を撮影してみる。箕面の滝にも行ったことがあるが、ウグイスの滝のほうがなにか・・・・寂しげなものを感じる。異様なまでの生物の気配の無さが、かなり不気味だ。あまりしっかり整備されているわけではなく、滝のそばまでは容易に行ける。

 暫く物思いにふけって、滝を観察する。人によっては癒しスポットであるとも思うし、また別の人にとっては、霊気漂う心霊スポットなのだ。


 ・・・・・・家に帰り、この滝壷の写真を見て、少し変な所に気づいた。
下の写真を見てほしい。滝の半ばあたりを拡大したものである。

 銀塩写真をスキャナーで取り込んで、さらに拡大しているので、画像は悪いが、顔らしきものが、2つ写りこんでいるように見える。

 現地で、このような模様の岩があったかどうか確認してはいないので、何とも言えないが・・・・・・。
 
 
 全体的な感想から言えば、「何も知らずに来れば、ただの風流スポット」だと思う。しかし、前知識を持って来てみれば、自然に・・・こう・・・・なんと形容したらいいか・・・・アンテナのようなものを張り巡らせてしまい、波長を合わせてしまう。そうすると、霊能力者でなくても、この滝のすがすがしさに隠れた、不気味な雰囲気を探し出せると思う。

 何も考えず、前知識無しで訪れたなら、ウグイスの滝は実に風流な場所である。実際、西行法師の和歌にも歌われているそうな。ちなみに、この滝の名前の由来は、水滴が氷をたたき、まるで鶯が鳴いているように聞こえたことからだそうだ。

 別段変わった現象に苛まれる事は無かったが、悲しげな雰囲気が良く伝わってくる場所であると思う。
「お持ち帰り」しやすい体質の人には、あまりお勧めできないかも。(苦笑)

                                                           (終)